ローラ・インガルス・ワイルダーは1867年2月7日、のちの彼女の著作の中で「大きな森の小さな家」と呼ぶ、ウィスコンシン州ペピンの丸太小屋でチャールズとキャロライン・インガルスの間に生まれました。彼女の誕生から2年後の1869年、彼女の家族はカンザスに移りました。カンザスは彼女の著作の「大草原の小さな家」の主要な舞台となりました。
1874年、インガルス一家はウィスコンシン州からミネソタ州ウォルナットグローブに移りました。インガルス一家は、アイオワ州バーオークに移動する前に2年間ウォルナットグローブに滞在していました。(ウォルナットグローブは、1974年から1982年にテレビドラマ化された「大草原の小さな家」の主な舞台となりました。)一家は最終的にサウスダコタ州のデ・スメットに定住しました。1882年に、ワイルダーは教員の資格を取得し、15歳で教員となります。
1885年、アルマンゾ・ワイルダーと結婚し、教師を辞め二人で農場を経営します。しかし最初の数年間の生活は困難なものでした。一男一女を授かりますが、長男は1ヶ月で夭逝します。また、アルマンゾは、ジフテリアにかかり、足が不自由になります。また、家を火災で失います。居場所を転々としたのち、1894年にミズーリ州マンスフィールドにある200エーカーの農場を購入しました。この頃に起きたことは1971年に刊行された「最初の4年間」に描かれています。
1911年ワイルダーは、ミズーリ・ルーラリストにコラムニスト兼編集者として採用され、彼女のコラム”As a Farm Woman Thinks”は、読者から好評でした。ワイルダーの娘であるローズ・ワイルダー・レーンは、サンフランシスコ・ブリテンの記者となり、母親に子供の頃について書くように勧めました。1932年、ワイルダーは、「大きな森の小さな家」を出版しました。これは、児童向けの自伝的な「小さな家」シリーズとなる最初の作品で、ワイルダーが76歳の1943年にシリーズの最後の本を完成させました。1957年2月10日、彼女はミズーリ州マンスフィールドの彼女の農場で、90歳で亡くなりました。
1993年10月23日児童文学切手の一つとして、ワイルダーの「大草原の小さな家」が取り上げられました。