2021年11月23日
アメリカ軍の輸送船ドーチェスター号は沿岸警備隊に護衛された船団の1隻として兵士や民間人約900人を乗せて1943年1月23日にニューヨークを出発し、グリーンランドに向かいました。2月3日の早朝、船は北大西洋のニューファンドランド沖でドイツの潜水艦U-223の魚雷によって沈没しました。メソジストのジョージ.L.フォックス牧師(1900年3月15日-1948年2月3日)、ユダヤ教改革派ラビのアレクサンダー.D.グード (1911年5月10日-1948年2月3日) 、カトリック司祭のジョン.P.ワシントン神父 (1908年7月18日-1948年2月3日) 、アメリカ改革派教会のクラーク.V.ポーリング牧師 (1910年8月7日-1948年2月3日) はヨーロッパでの任務のためドーチェスター号に乗船していました。牧師たちは他の兵士が救命ボートに乗るのを手伝い、自分の救命胴衣も与えて、最後は互いに腕を組んで讃美歌をうたいつつ、沈没する船と運命を共にしました。
牧師たちの行為は宗派を超えた行為として大きく取り上げられ、 「不滅の牧師」または「ドーチェスター牧師」 と呼ばれるようになりました。 4人の牧師のそれぞれは、死後、殊勲十字章とパープルハート章を授与されました。