Final Mission to the Moon
1972年12月11日に月面に着陸した、アポロ17号はアポロ計画の最後の有人月探査ミッションとなった。
最後の有人サターンV型ロケット打ち上げ、そしてアポロ計画唯一の夜間打ち上げとなったアポロ17号は、小さな技術的な問題により3時間近くも遅れていた。問題が特定され修正された後、1972年12月7日午前12時33分に打ち上げられた。約50万人の人々が地上とその周辺から夜間打ち上げを見守った。
打ち上げから約5時間後、船が地球から約18,000マイル上空に達したとき、宇宙飛行士たちはハッセルブラッドカメラで地球の写真を撮りはじめた。その中には、歴史上最も多く複製された画像として有名な「the Blue Marble(青い大理石)」の写真も含まれていた。この写真は地中海と南極大陸の間を写したもので、アポロ計画で初めて南極大陸を撮影したものである。また、1972年のタミル・ナードゥ州のサイクロンも写っている。
4日後の12月11日午後2時55分、月着陸船は月面に降り立ちました。 タウラス・リトロー高地と呼ばれる着陸地点は、これまでのアポロ計画で採取された岩石よりも年代が古いものと新しいものの両方があることから選ばれました。
ミッション初の月面の歩行は、そのちょうど4時間後に行われた。その後、宇宙飛行士はステノ・クレーターまで歩き、31ポンドのサンプルを採取した。
翌日も同様に、75ポンドの試料を採取し、さらに爆薬を設置し、重力計の計測を記録した。12月13日、ミッションの最後のムーンウォークが行われた。この日は146ポンドのサンプルを採取し、ローバーでノースマシフ、スカルプチャーヒルズ、ヴァンサーグ・クレーターを探検した。
アポロ17号は、最長月面着陸、最長月面歩行、最大月面サンプル、最長月周回軌道滞在など、いくつかの記録を更新した。12日後、アポロ17号は12月19日に無事地球に帰還した。